埼玉県で就農目指して足掻く男のブログ

埼玉県で就農を目指している農業素人のブログです

農業体験 千葉4ヶ所目

11月30日木曜日 埼玉 晴れ 最高14℃ 最低4℃

本日は1日間だけで千葉県多古町で大和イモを栽培している農家にて農業バイト。

作業内容「大和イモの収穫」「大和イモ種芋の石灰散布」

私も勉強不足だったが、大和イモと長芋は似たようなものかと思っていたが全く異なる品目らしい。大和イモの原種はその形状から通称手イモ、もしくはイチョウイモと呼ばれているが、品種改良が進んで今のような形になった。市場では細いサツマイモみたいな形状が一番高値で売れて、手やイチョウの形状だと規格外の大きさになってしまう為、加工用としてしか売れないらしい。そして、今日お世話になった農家は基本的にその大和イモ栽培のみを営んでいる。JAを通じた大和イモの組合があり、複数農家がそこに集約して市場出荷をしているのがメイン、そして市場向けサイズよりも大きすぎるものは加工用として出荷しているという。2つの販路で年間1000万以上の売上がある様子。本当は品質こだわらなくても良い加工用に全部振りきりたいが、突然はしごを外されるリスクもあるのでJAとの関係も切れない葛藤があるとのことだった。

大和イモに特化しているのは、集約というよりは大和イモの栽培管理で他の野菜類には手が回らないという現実があるようだ。お世話になった農家の社長いわく「最近の周辺トレンドに従うなら、サツマイモとニンジンの輪作が一番安定して儲かる」しかし、最近の千葉のサツマイモブームは大産地九州で病原菌が発生したことによる影響が大きいので将来的には厳しいという見方をしているようだった。