就農相談をしてみた
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本日は農業研修の日だったが、その日の予定が外での畝作りなどの作業がメインであったにもかかわらず雨だった為、木曜日に延期となった。予定が空いた訳だが、とにかく就農に向けて少しでも進みたい気持ちというか焦りはあるので、県の就農相談窓口と農地の空きがかなりありそうで目をつけていたA市の農業政策課へ電話してみた。相談内容は簡単に言うと
「今住んでいる地域「S市」で就農入門研修受けてる、農家でも研修生バイトとしてやってる。そんな頑張っている俺に農地貸してくれるよね?余ってるでしょ?・・で、借りるためにはどんな手続き必要?」
もちろんもっと丁寧に言ったのだが、それに対して返答は
「農業なめんな。農地求める前に技術身につけてそれを証明できたら考えてやる!・・どうやって証明するか?その工夫もあなた次第だね(笑)」・・あ、もちろんかなり丁寧な言い回しではあった。ちょっと自分の頭でも整理する為に、言われたことやこちらが感じたことを箇条書きしておこう。
■県担当の話
・A市で農業する自由はあるが、S市の就農研修を受けているならS市内で農業をやる方が受け入れられやすい面はあるから(S市への不義理にもなるかも?)、S市でも相談してみた方が良いのでは。
・農地状況(まとまった農地が入手しやすいかどうか)や住居価格はA市とS市内の農地がある地域ではそんなに大差がないと思われる。極端に舵を切るならA市よりも北部などの方が地価の差がでる(A市は農家にとってかなり利便性が良い地域ということ)。
・就農相談窓口としてこちらはあるが、結局どこの地域で就農するにしろ、S市の就農研修、農家での研修バイトの成果がどれだけ評価されるか(農地を貸せるかどうか)は各自治体や農業委員会の判断なので何とも言えない(各自治体の判断が大きいのでS市の方が農地取得のハードルが低いかもしれない)。
・S市で就農時に一番問題になっているのが、農地の確保だけではなく「作業場」や「倉庫」問題で非農家出身者はこの問題にかなりの確率で遭遇する。その為、私の様なパターン(2拠点居住可)であればS市に拘らなくても良いが、S市でも3反~5反ぐらいならあるかもしれないので、研修担当などを通じて相談してみると良いかも。
・最終的に地域決まったなら、電話でアポどりは必要だけど直接その地域の自治体に行った方が熱意やアピール、その地域とのつながりのきっかけにもなると思う。
■A市担当の話
・A市では積極的は就農受け入れはやっているが、S市の1年の就農予備校実績だけでは中級者向けの「担い手育成塾」へ入れるかどうかは微妙かもしれないとのこと(S市の研修の位置づけと就農プロセスとしては就農研修後担い手育成塾へ入るのは通常の流れのはず)。もちろん「担い手育成塾」を避けて就農はできない。
・「担い手育成塾」に入る条件は「十分な農業技術」を持っていると証明できること。どの様に証明すればよいのか。例えば「研修農家の推薦」「農業関連資格」「就農計画や生計プランの有効性」など。
・「担い手育成塾」に入る為に就農計画を提出してもらうことが第一歩となるが、A市では特にフォーマットなどは用意していないので形式やプレゼンのやり方は自由(だからこそ、その計画書類提出時の面談で農業技術や計画実現性をみられる)。
・A市の「担い手育成塾」には現状2名の就農者がいるとのこと。彼らはハウスなどは建てていないが倉庫というか農耕具をしまう場所などは建てている(200㎡までなら安易な許可で建てられる)。
・A市では就農希望者へ住居斡旋までは行っていない。なかなか住居や作業場を含んでの斡旋は難しい。もちろんA市内居住は前提だが、過去には市外から通いで「担い手育成塾」に入った者もいた。
・研修農家の斡旋も今まで実績なく紹介することは難しい。今の研修農家をある程度続ける、もしくはトマトを主軸として考えるなら先進トマト栽培技術を行っている農家も検討してみた方が良いかも。とにかく今は農業技術を修得するのを優先して「就農計画」を記載して具体的に就農プロセスと実効性をアピールできる状況になったらご連絡下さい。
長い箇条書きになってしまった(笑)・・・