埼玉県で就農目指して足掻く男のブログ

埼玉県で就農を目指している農業素人のブログです

農家仕事体験

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本日は体験就業として県内の農家で1日業務を行った。色々と勉強させてもらえそうな環境であれば、今後も継続的にアルバイトとして雇用してもらうことを想定している。その農家はK市内では比較的大きい農家で露地栽培にて多品目の野菜を栽培している。ホームページでみた限りでは私が強く関心を持っているトマト、にんじんをメインに栽培している様子だったのだが、本日行ったことは「端葉の土戻し」「にんにく収穫」「ねぎ収穫」「防草シート貼り」だった。一緒に作業してくれた従業員は頼りになる上に、とても親切に優しく教えてくれて思わず「一緒に農業やらないか?」と勧誘したくなるぐらい(笑)、素晴らしい人格者だった。

一方で残念だったのは「体験」ということでも労働として「給与」を出すとのことだったが、それらしい話が全くなく明日以降についても時給や条件など、その辺の話が何も無いまま勤務することになるということ。まあ、こちらからもっと積極的に聞くべきことかもしれないが、どうしても金にいやらしいと思われそうで言い出せなかった。

もう一つは多品目野菜の栽培農家と認識していたのだが、想像以上に四六時中「ねぎ栽培」をメインで行っているらしい農家である可能性が高いという点。ねぎは競争も激しくミニマムな農家が工夫なく参入しても儲かるものではないと認識していたので、私自身は就農しても栽培する予定はなかった。以外と簡単に育てることはできそうだが、土寄せ作業や収穫後出荷状態にする手間などを考えるとねぎ専用の土寄せ、切断、皮剥き等の機械が無いと効率的に作業できない為、どうしても大量生産しないと採算が取れないのだと思う。体験に行った農家はまさにそういう大量生産をしている感じで話によるとほぼ年中ねぎの収穫を行っているらしい。特にこの時期(5月〜8月)は全国的には出荷量が少ないためよく売れること、B級品などを薬味加工目的?で購入してくれる卸業者も存在するようだ。

需要があってこその生産だろうとは思うし、季節外にも育苗ハウスで大量に生産できる強みや生育工夫あってこそ成り立っている栽培法なのだろう。自分の妄想段階の農業スタイルとしては参考にはしにくいしマネするのは難しいが、とても勉強になる1日ではあった。