埼玉県で就農目指して足掻く男のブログ

埼玉県で就農を目指している農業素人のブログです

教師

今から32年前、小学校四年生の時に親の都合で夜逃げ同然に北海道から群馬に引っ越してきた。
私は元々勉強が出来なかったが、学習の進行状況に地域差があり分数の計算を習わないまま、五年生に進級してした。
その年の夏休みに「五年生では分数のかけ算とわり算が出てくるから今のうちにちゃんと分数を勉強しておいた方が良い」と私をわざわざ学校に呼びつけてきた男性の担任がいた。
北海道訛りが恥ずかしい、家が貧乏、友達少ないとコンプレックスの塊だった私に手を差し伸べてくれたことが素直に嬉しかった。学校の先生というのはどんな落ちこぼれも見捨てない、とても素晴らしい職業だ、自分も教師になりたいと思った。

それから上京して夢は破れて、現在は縁あって学校法人で働いている訳だが、学校の先生方に対して私は憧れや尊敬、羨ましさを抱くと同時に教育姿勢としてこうあるべきという思い込みが強い。
今日、私が少し落ち込み気味なのはその教師たる存在が自分の思い込みと異なる思考であることに悲しみを覚えたからだと思う。
教師は常に学生達の味方ではなくてはならないし、学生達を信じる立場であって頂きたい。
どんなにウソつきな学生にも「お前を信じる!」と言って欲しい。例え、育った国や文化が異なる留学生が相手であっても。
気持ちが通じないかもしれない、ウソもつき続けるかもしれない。それでも見捨てずに寄り添ってあげて欲しい。先生と呼ばれている人にはその責任があるはずだと思う。